クレジットカードを利用したキャッシュレス決済が拡大し、スムーズにお支払いできたり、ポイント還元によりお得にお買い物できたりと便利になりましたが、近年、カード不正利用被害額は増加傾向にあります。日本クレジット協会によると、2024年の不正利用被害額は555億円と前年比で2.6%増え、過去最高です。
今回は、不正利用の手口のうちの一つのフィッシング詐欺と、皆さまご自身でできる不正利用・詐欺対策、不正利用に対する保障制度等をご案内します。
フィッシング詐欺とは?
クレジットカード会社や金融関係等を騙った偽のメールやSMS(携帯電話のショートメッセージ)などで、本物にそっくりな偽サイトに誘導し、クレジットカード番号や暗証番号等の重要な情報を盗み出す詐欺のこと。
情報を盗まれると、悪用されてしまう可能性が極めて高くなります。

- 不審なメールは開かない。覚えのない、もしくは不審なメールやSMSを受信しても開かない。
- 不審なサイトにアクセスしない。不審なメールやSMSに記載のURLやリンクからWebサイトにアクセスしない。
普段利用するサイトにアクセスする場合は、あらかじめブックマークしておくなど、真正のページにアクセスしましょう。 - 個人情報やクレジットカード番号を入力しない。カード会社より「カード番号」の入力をお願いすることはございません。
- ID・パスワードを使いまわさない。フィッシング詐欺などでID・パスワードが盗まれると、他のサービスでも不正ログインの被害に遭う可能性が高くなります。

不正利用や詐欺に遭わないための対策
●暗証番号の設定と管理
-
第三者に類推されやすい番号を使わない。
- ご自身の生年月日を組み合わせた数字
- ご自宅・携帯・ご勤務先の電話番号を組み合わせた数字
- 同じ数字(1111)や連続する数字(1234)
-
第三者に知られない。
- カード端末やATM利用時は周囲に注意する。
- 家族・友人・知人の方であっても教えてはいけません。
- カード発行会社がご本人確認のために暗証番号をお聞きする事はございません。
●ネットショッピング認証サービス(EMV 3-Dセキュア)
インターネットショッピングをご利用の際、悪用防止のために、パスワードによるカード利用者のご本人確認を行い、より安全なお取り引きを提供するサービスです。
第三者によるカードの不正利用を抑止します。
ネットショッピング認証サービスのご利用にはVpassへのメールアドレス登録が必要になります。
Vpass・メールアドレス登録はこちら
Vpass未登録の方は以下よりお手続きください。
●カード利用明細のこまめな確認
利用明細を定期的に確認し、身に覚えのない請求がないか確認しましょう。
紛失・盗難・不正利用に遭った時は?
●不正利用に気づいたときの流れ
まずはみなとカードに連絡!
カードの利用停止・不正利用の調査。
クレジットカードの再発行
不正利用が確定したクレジットカードは無効とし、会員に新しいカードが再発行されます。
●いざという時も安心「会員保障制度」
紛失・盗難によりカードを他人に不正利用され損害が生じても、特別なケース以外は、紛失・盗難の届出日から遡って60日前までの利用について損害を補償いたします。
カードの紛失・盗難に気付いたら、すぐにVJ紛失・盗難受付デスクにご連絡いただくと同時に、最寄りの警察・交番にもお届けください。
受付デスク

- 電話番号はお間違いのないようにおかけください。
- 海外からの連絡先は、当方ホームページをご参照ください。
日頃から、カード犯罪やご自身でできる対策に関する知識を身につけ、安心・安全にカードを利用しましょう!
